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年間ベスト5(2014)

2014年に読んだ本(読了本2014)から、再読を除いてベスト5を選んでみました。いつもはベスト10ですが、今回はベスト5です。
新たな仕事を始めるにあたり、勉強のために実用本と資料中心の読書になりました(そのため更新をお休みしていたのでした)。何をしようとしているか読了本リストを見ると一目瞭然ですね。
というわけで10タイトルも選びようがないので、今回はベスト5にしてみました。

1位
パンの文化史

舟田詠子 (講談社学術文庫) 【Amazon

パンというものの定義、作り方と窯について、パンの文化歴史的背景を、丹念なフィールドワークによって検証した名著。語り口はソフトで庶民的なのですが、この内容の濃さはすごいと思います。
ヨーロッパ中世史に興味のある人にもおすすめ。

2位
春の数えかた

日高敏隆 (新潮文庫) 【Amazon

世界的な動物行動学者が、身の回りの昆虫や動植物など自然について語るエッセイ集。普段、いかに人間中心の視点と思考で自然を捉えているか認識させられました。
読みやすくソフトで親しみやすい語り口調なので、小中学生にもいいですよ。

3位
売上が伸びる接客

鈴木比砂江 (かんき出版) 【Amazon

女性視点で消費者サイドに立って、接客の現場での言動、現場に生かすためのヒントをわかりやすく具体的に提示しています。
「いかにして消費者のニーズに気づくか」という視点は、現場従事者だけではなく幹部や、接客業以外の多業種の人にも参考になると思います。

4位
内乱記

カエサル (講談社学術文庫) 【Amazon

「賽は投げられた」、それでどうなったのか?塩野七生『ローマ人の物語』では軽くしか触れられていなかったので、全容を知りたかったんです。
全ローマ世界を巻き込んだスケールが混乱の度合いを示してあり、アジア・アフリカを含む世界を震撼させたとんでもない大事件だったことがわかりました。

5位
茶経 全訳注

布目潮風 (講談社学術文庫) 【Amazon

中国唐時代の茶聖・陸羽による歴史的著作を、唐代史の泰斗が緻密に全訳注。訳者が故人であることから決定版といえるでしょうし、今後、これ以上の全訳注は考えられないでしょう。
多少とも本草学に興味があれば、より読みこなせるだろう思います。

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年間ベスト10(2013)

2013年に読んだ本(読了本2013)から、再読を除いてベスト10を選んでみました。しかし読了本が少なく、且つ内容的に軽めの本がほとんど。ベストというには不満な選になってしまいました。しかも感想ナシという体たらく(滝汗)。

1位
ゴシックということ
前川道郎 (学芸出版社,絶版) 【Amazon】

2位
粗い石
ル・トロネ修道院工事監督の日記

フェルナン・プイヨン (形文社,新版) 【Amazon】

3位
大聖堂・製鉄・水車
中世ヨーロッパのテクノロジー

J・ギース,F・ギース (講談社学術文庫) 【Amazon

4位
アンティーク・カップ&ソウサー
色彩と形が織りなす世界

和田泰志 (講談社,絶版) 【Amazon

5位
北の十字軍
「ヨーロッパ」の北方拡大

山内進 (講談社学術文庫) 【Amazon

6位
アレクサンドロス大王東征記
アッリアノス (岩波文庫,上下巻) 【Amazon:上巻下巻

7位
英国ティーカップの歴史
紅茶でよみとくイギリス史

Cha Tea紅茶教室 (ふくろうの本) 【Amazon

8位
京都カフェ散歩
川口葉子 (祥伝社黄金文庫) 【Amazon

9位
ガラスの道
由水常雄 (中公文庫) 【Amazon

10位
ヨーロッパのお茶の時間
山本ゆりこ (ピエ・ブックス) 【Amazon
ヨーロッパのお茶の時間
感想

傾向として、ほぼ中世ヨーロッパについての本になってしまいました。
1位『ゴシックということ』 は、ゴシック建築創成期の精神性を論じた名著。なぜこれほどの本が絶版なのかっ。『粗い石』について触れています。

2位『粗い石』は建築家による、12世紀初頭にフランスのル・トロネにシトー会聖堂「サン・ローラン修道院」建立の物語。ル・トロネは、高名な建築家たちが美しさを讃えるシトー会聖堂の傑作と言われているのです。
1973年に文和書房から刊行されしたが、その後絶版。2001年に図版と写真を加えて形文社から新版が刊行されました。読むには新版をオススメします。
購入するには出版社に直接注文するか、各書店のネットショップで探すことになります。

3位『大聖堂・製鉄・水車』も中世についての本。中世ヨーロッパの技術革命について、同時にエネルギー革命でもあるんですね。

4位『アンティーク・カップ&ソウサー』は写真集ですが文章も充実しており、ヨーロッパの主要な磁器窯成立について詳しく語られています。磁器窯の成立は、『大聖堂・製鉄・水車』での技術・エネルギー革命にも関わりがあるんです。

9位『ガラスの道』は、大陸各地にガラス器成立の道を辿った労書。私が読んだのは1988年の旧版で資料の古さが散見してましたが、2011年4月に改版【Amazon】が刊行されています。

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年間ベスト10(2012)

2012年に読んだ本(読了本2012)から、再読を除いてベスト10を選んでみました。相変わらずノンジャンルです。
今年は家庭内でいろいろありまして、とても読書していられる状況じゃなかったんです。読了本はかなり少なく、感想となるとさらに少ない・・・。ほとんど感想のない有様になってしまい申し訳ございません。来年は気持ちを新たにして、更新をがんばります。

1位
アルハンブラ物語

ワシントン・アーヴィング (岩波文庫,上下巻)
Amazon:上巻下巻

2位
エリュトゥラー海案内記

著者不詳 (中公文庫)【Amazon
感想
エリュトゥラー海案内記

3位
日本の歴史をよみなおす(全)

網野善彦 (ちくま文庫)【Amazon

4位
歴史を変えた気候大変動

ブライアン・フェイガン (河出文庫)【Amazon

5位
イタリアの旅から 科学者による美術紀行

多田富雄 (新潮文庫)【Amazon
感想
イタリアの旅から

6位
ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪

今野晴貴 (文春新書)【Amazon

7位
キャラ化する/される子どもたち

土井隆義 (岩波ブックレット)【Amazon

8位
これからの正義の話をしよう

マイケル・サンデル (ハヤカワ文庫NF)【Amazon

9位
シンプルに生きる

ドミニック・ローホー (幻冬舎)【Amazon

10位
カラー版 インド・カレー紀行

辛島昇 (岩波ジュニア新書)【Amazon

大好きな『アルハンブラ物語』を1位にしました。異論はあると思いますが、私は好きなんです!一度は行ってみたい!!
アルハンブラ物語には1832年の初版と、1851年の改訂版の二種類があり、かつて1832年版を読んだのですが、今回、岩波文庫の1851年版を読んだみたのです。1851年の改訂版のほうが断然よかった。

4位『歴史を変えた気候大変動』は、中世の西欧、南欧、北欧の資料を踏まえたものです。西欧史に興味があるので、歴史的な出来事の裏側にはこんな理由があったのか!ということがわかってとても興味深かったです。
ただ西欧史に興味をもっていてある程度の予備知識がないと、内容的にも文章的にも退屈するかもしれません。

6位『ブラック企業』は、すべての人に読んでみて!と言いたい。社会全体が知っていなければならない内容だと思います。

7位『キャラ化する/される子どもたち』は、いじめ問題について探った本です。実証的ではありませんが、問題提起をしてくれる本です。子どもをもつ親御さんたちに一読をおすすめします。

10位『カラー版 インド・カレー紀行』ですが、私には「何をもってカレーというのか?」という疑問があり、そのために読んた本です。ジュニア新書にしておくにはもったいない内容でした。

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