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年間ベスト10(2012)

2012年に読んだ本(読了本2012)から、再読を除いてベスト10を選んでみました。相変わらずノンジャンルです。
今年は家庭内でいろいろありまして、とても読書していられる状況じゃなかったんです。読了本はかなり少なく、感想となるとさらに少ない・・・。ほとんど感想のない有様になってしまい申し訳ございません。来年は気持ちを新たにして、更新をがんばります。

1位
アルハンブラ物語

ワシントン・アーヴィング (岩波文庫,上下巻)
Amazon:上巻下巻

2位
エリュトゥラー海案内記

著者不詳 (中公文庫)【Amazon
感想
エリュトゥラー海案内記

3位
日本の歴史をよみなおす(全)

網野善彦 (ちくま文庫)【Amazon

4位
歴史を変えた気候大変動

ブライアン・フェイガン (河出文庫)【Amazon

5位
イタリアの旅から 科学者による美術紀行

多田富雄 (新潮文庫)【Amazon
感想
イタリアの旅から

6位
ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪

今野晴貴 (文春新書)【Amazon

7位
キャラ化する/される子どもたち

土井隆義 (岩波ブックレット)【Amazon

8位
これからの正義の話をしよう

マイケル・サンデル (ハヤカワ文庫NF)【Amazon

9位
シンプルに生きる

ドミニック・ローホー (幻冬舎)【Amazon

10位
カラー版 インド・カレー紀行

辛島昇 (岩波ジュニア新書)【Amazon

大好きな『アルハンブラ物語』を1位にしました。異論はあると思いますが、私は好きなんです!一度は行ってみたい!!
アルハンブラ物語には1832年の初版と、1851年の改訂版の二種類があり、かつて1832年版を読んだのですが、今回、岩波文庫の1851年版を読んだみたのです。1851年の改訂版のほうが断然よかった。

4位『歴史を変えた気候大変動』は、中世の西欧、南欧、北欧の資料を踏まえたものです。西欧史に興味があるので、歴史的な出来事の裏側にはこんな理由があったのか!ということがわかってとても興味深かったです。
ただ西欧史に興味をもっていてある程度の予備知識がないと、内容的にも文章的にも退屈するかもしれません。

6位『ブラック企業』は、すべての人に読んでみて!と言いたい。社会全体が知っていなければならない内容だと思います。

7位『キャラ化する/される子どもたち』は、いじめ問題について探った本です。実証的ではありませんが、問題提起をしてくれる本です。子どもをもつ親御さんたちに一読をおすすめします。

10位『カラー版 インド・カレー紀行』ですが、私には「何をもってカレーというのか?」という疑問があり、そのために読んた本です。ジュニア新書にしておくにはもったいない内容でした。

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ちいさいおうち/バージニア・リー・バートン

ちいさいおうち
文・絵:バージニア・リー・バートン

My評価★★★★★

訳:石井桃子
岩波書店(1981年3月改版)
ISBN4-00-115106-5 【Amazon
原題:THE LITTLE HOUSE(1942)


昔、のどかな田舎の丘に、小さくてかわいい家が建てられました。家は、孫やその孫の代まで建っているよう願われ、丈夫に造られました。
この家からは、周りの木々や草はら、川や池や畑、太陽や星や月がよく見渡せます。春の丘は、雛菊で真っ白になります。秋には木の葉が赤や黄色に染まり、木にはリンゴが実り、人々は畑の穫り入れで忙しくしています。冬になると、子どもたちはソリやスケートをして遊びます。

やがて馬車から自動車へと変わり、道路ができてトラックが行き交いします。時が経つとアパートメントが建ち、家の前を電車が通るようになり、高層ビルが建ち並びました。
時とともに、丘の様子はどんどん変わっていました。モノレールが走るビルとビルの狭間に、小さな家は取り残されたように建ち続けたのです。あるとき女の人がこの家を見つけ・・・。

********************

1943年、コールデコット賞受賞。
バージニア・リー・バートン(1909-1968)は、アメリカ・マサチューセッツ州生まれ。数々の名作絵本を描いています。バートンの代表作は、いまではアメリカ絵本の古典といえるかもしれません。この絵本も名作として知られるロングセラーで、心温まる作品です。

のどかな丘に建てられた小さな家。けれども時代ともに環境がどんどん変化していき、家だけが取り残されます。平野な丘はどこへ行ってしまったのでしょうか。
ゆったりとした生活とその時間は失われ、車や電車の騒音と無機質なコンクリートの谷間を、人々は慌しく行き交うのです。空気は濁り淀み、もはや青空は見えません。こうした発展は、人にとって本当に幸福なことなのでしょうか。

バートンは家の周囲の環境の変化を、明るい色彩を使って描いています。文字の読めない年齢でも、絵だけでも内容が伝わるようになっています。
こうした内容は、大人は理屈ぽく考えがちだと思うのですが、子どもはストレートにいろいろなことを感じとれ、想像を巡らすことができるのではないでしょうか。
大人が読んでも、素直な気持ちで感じることができると思います。誰もが一度はページをめくってほしい、そして忘れかけていた大切な何かを思い出してほしい。私たちにとって大切なものは何なのか、考えるキッカケを与えてくれる絵本だと思います。(2007/4/23)

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おやつの記憶をたどりにいく/堀井和子

おやつの記憶をたどりにいく
堀井和子

My評価★★★☆

講談社(2006年2月)
ISBN4-06-213312-1 【Amazon


堀井さんが家で作るお菓子や、かつて旅行やホームステイ先で味わったヨーロッパのお菓子、日本各地の好きな和菓子をエッセイと写真で綴った本。堀井さんというと洋菓子のイメージがあるけれど、最近は和菓子に惹かれるのだそうです。
サラリとしているけれど滋味があり、キリッと粋なデザイン。シンプルだけれど、作り手のこだわりが感じられるお菓子たち。巻末に本書で取り上げた店舗情報のリストあり。

堀井さんのレシピ本を見て、初めて作って食べたとき、彼女の味付けが自分好みだったし、その味覚の鋭さに驚いきました。だいぶアッサリ系なので、こってりしたものや濃い味付けを好きな人には、きっともの足りなく感じると思う。けれども私的には絶大に支持している料理家なのです。

その堀井さんが勧めるのだから、甘いものには執着がないのだけれど、ぜひ食べてみたい。
特に生風庵の雪餅、雨林舎のホットケーキ!きっと、食べた後にベッタリと甘みが残るようなものではないのてじょうね。ほのかな甘さで口当たり良く、素材の旨みを引き出したお菓子たちではないのかな。
残念なことに、日持ちしないものは取り寄せることができないし(季節限定もあるので)、現地で味わうしかない。取り寄せできても、1個だけでは送料の方が高くついちゃうし・・・。なので読んでいて、ちょっとくやしくなった。

豆しとぎも載っていました。これはうちの母がたまに作ってくれたんです。母によると地元のものではなく、二つ先の町で食されているのだとか。堀井さんは花巻から遠野へ向かう途中の直売所で買ったというから、どうやら南部地方のお菓子みたい。

彼女の興味は、さらに和菓子のための小皿を探したりと尽きない。写真にある和菓子と器の組み合わせは、機会があるものならば真似してみたいなと思いました。
器好きな人と、甘いものを好きな人にはたまらない一冊だと思います。(2006/3/5)

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