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英国紅茶への招待/出口保夫

英国紅茶への招待
出口保夫

My評価★★★☆

カバー画・イラスト:出口雄大
PHP文庫(1998年4月)[絶版]
ISBN4-569-57134-4 【Amazon


英国紅茶への招待英国紅茶の種類や淹れ方、茶器などの茶道具、紅茶の歴史など、これ一冊で英国紅茶の愉しみ方がわかる(と思う)エッセイ集。
出口雄大さんのカラー・イラストが多数収録されているので、眺めているだけでも楽しめます。午後のティータイムひとときにピッタリな本。
同社から1993年に刊行された単行本の文庫化。残念なことに、どちらもいまは重版されていないようです。

アフタヌーン・ティをスコットランドではハイ・ティと呼ぶのだそうですが、アフタヌーン・ティとハイ・ティの違いが明確に書かれています。ハイ・ティはスコットランド発祥だったんですねえ。

著者は、英国紅茶には優雅が雰囲気があると言います。優雅さとは豪華なティーセットを揃えるとかではなく、時間の使い方のあるのだと思います。
簡単に言ってしまえば、美しい生活を楽しむことに他ならない。だがその美しい生活というのは、お金をかけなければ実現できないというものではない。お金をかけなくても、美しい生活の楽しみ方はいくらでもあるのである。(p15)
「美しい生活」とは「ゆとり」ということです。お茶やお菓子をつまみながら、親しい人と歓談し、室内楽でも聴いてゆったりと過ごす。そんなアフタヌーン・ティを楽しむためには、時間に余裕がなければできないし、なんといっても気持ちの余裕が必要でしょう。
英国式アフタヌーン・ティとはいかなくても、ONとOFFの切り替えが上手ければ(それが難しいのだけれど)、そんなゆったりとした時間を過ごすことができると思うんです。あとはBGMや花を飾るなど、演出が決め手だと思う。

英国で日常的に飲まれている紅茶は、決して高級茶ではなく、日本でいう番茶のようなものだそうです。日本人が毎日、玉露や煎茶を飲むわけではないように、イギリス人も毎日高級紅茶を飲んでいるわけではないということ。
紅茶を選ぶにしても、生活の実情にふさわしくなければいけないと言います。この意味はよくわからないのですが、生活の実情に合っていない、あるいは生活と調和していなければ美しくない、ということではないのかな。無理せず日常的に継続できる範囲で、ということではないのかと思うのだけれど。

慌しい毎日だからこそ、ときにはゆっくりとお茶でもして、気持ちを落ち着ける時間を持ちたいものです。(2010/4/11)

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