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妖精のキャラバン/ビアトリクス・ポター

妖精のキャラバン
ビアトリクス・ポター

My評価★★★★

訳:久野暁子
福音館書店(2000年6月)
カバー画・挿画:ビアトリクス・ポター
ISBN4-8340-2525-X 【Amazon
原題:THE FAIRY CARVAN(1929)


てんじくねずみのタッペニーは、毛が薄くてまばらでした。そんなタッペニーだからこそ、美容研究家から育毛剤を買った友だちが、薬の効きめを試すのにうってつけでした。
薬はとてもよく効いて、タッペニーの毛はどんどん伸びます。奥さんは毛を切りましたが、いつまでも伸び続けるので、しまいには毛を抜くことにしました。
その痛いさといったら!あまり痛さに耐えられなくなったタッペニーは、家を飛び出してしまいます。

無我夢中で家から逃げだしたタッペニーは、旅のキャラバンと出会いました。彼らはサーカスの一座でした。
一座はやまねのシャリファ、犬のサンディ、小馬のビリー、ぶたのバティなどの動物たち。彼らは、あちこちの町や村でサーカスの興行をしているのです。観客はもちろん各地の動物たちです。
タッペニーはサーカスの団員となって、一座と一緒に旅することにしました。

********************

『ピーター・ラビット』の著者による動物ファンタジー。
さくらそうやイチゲの花、ハシバミの黄色い花穂。親切な妖精、いたずら好きの妖精・・・。ポターならではの、田園風景と妖精のいたずらが文章と絵で綴られています。カバーや挿絵はもとより、カラー口絵も多数収録されていて、絵本に近い本です。

動物のサーカスとはどんなものなのでしょうか。一座は人間の住む町から町へと旅をしますが、どうやって人間に見つからないようにしているのか、不思議に思いませんか?実は、動物と妖精だけしか知らない秘密があるのです。
ときにはケンカをしたり危険なめに遭いながら、キャラバンの旅は続きます。タッペニーは旅の間中、シャリファや羊たちから、いろんなお話を聞きます。

耳を澄ませばキャラバンの奏でる音楽が。目をこらせば、草むらや木陰でシェリファのお話にタッペニーが聞きいっている姿が。木漏れ陽のなか薄暮のなか、動物たちのキャラバンが目に浮かびます。
タッペニーたちと一緒に風光明媚なイギリス田園の空気を満喫できる、愛らしい物語です。(2000/11/28)

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