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センス・オブ・ワンダー/レイチェル・カーソン

センス・オブ・ワンダー
レイチェル・カーソン

My評価★★★★

訳:上遠恵子
写真:森本二太郎
新潮社(1996年7月)
ISBN4-10-519702-9 【Amazon
原題:The Sense of Wonder(1956)


レイチェル・ルイーズ・カーソン(1907-1964)は、1960年代から環境問題の警鐘に鳴らしたアメリカの生物学者。
彼女が姪の息子ロジャーに向けて語るという体裁で綴った生涯最後のメッセージ。写真は原書とは異なり、日本オリジナル版だそうだが、美しい写真を眺めてるだけでも眼の保養になった。
子どもでもわかるように書かれているが、どちらかというと、子を持つ親に向けて発信しているのだと思う。しかし本当は親子だけではなく、万人に向けて発せられているのだろう。
まずは難しく考えず、気楽に手に取って、ページから感じるものに心を澄ませたい。

幼いロジャーはカーソンとメインの森や海辺を散策しながら、自然と触れ合い、自然の息吹きや律動を感じ取る。ロジャーはレイチェルおばちゃんが教えないのに、すでにいろいろな名前を知っていたりする。
動植物の名前が大切なのではなく、生きる姿を見ることが大切なのだと思う。興味があればいつの間にか名前は覚えるもので、闇雲に暗記するものではなかろう。直に自然と触れ合うことで生じる不思議さや感動が、図鑑で名前を覚えることよりもどれほど大切なことか。

訳者は「センス・オブ・ワンダー」を、「神秘さや不思議さに目を見張る感性」と訳している。
雄大な大自然に触れるのもいいが、普段見慣れた庭や道端の植物をジックリと眺めて見る。裸眼でもいいしカメラや虫メガネを通してでもいい。目と耳を澄ませば、きっといつもとは違ったふうに見え、新鮮に思うはず。そのとき感じる心持ち、それが「センス・オブ・ワンダー」ではないかと思う。(2003/11/25)

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