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ほたるの子ミオ/イジー・トゥルンカ

ほたるの子ミオ
文:マックス・ボリガー,絵:イジー・トゥルンカ

My評価★★★★

訳:矢川澄子
メルヘン社(1981年8月)
ISBNコードなし 【Amazon
原題:LEUCHTKÄFERCHEN(1969)


ホタルの子どもミオは、昼間は眠っていて、夜になると目を覚まして起き出します。そして遊んだり、飛び方のお稽古をするのです。やがて来るヨハネスさまのお祭りになれば、ミオは初めて外を飛ぶことができるんです。

冬眠から覚め、春になりました。ヨハネスさまのお祭りです。祭りでは、その年に初めて飛ぶ子どもにランタンが渡されます。ミオがもらったランタンはおじいさんのものでした。
ランタンを手にしたホタルたちは、それぞれの受け持ちの場所を照らすのが仕事です。みんなのため暗い森を灯しているのです。ランタンをもらったミオはおおはしゃぎ。
天気の悪い日、父さんはミオを家に残して出かけました。でもミオは留守番なんて真っ平。母さんの目をねすんで、こっそり家を抜け出するのですが・・・。

********************

ホタルの子ミオの成長を描いた絵本。
初めて飛び、ランタンを手にするミオ。森はミオの知らないことばかりで、見るものすべてに驚くばかり。でも森にはミオの知らない危険がいっぱい。
そんなミオもやがて一人前になり、家庭を持ち、生命の営みが続いていく様子が描かれています。

四季の草花や木の葉、月夜の夜空など、トゥルンカによる水彩のぼかしを生かした絵が、なんともファンタスティック。木の葉の葉脈のぼかしの様子は、絞り染めを思い浮かべました。どこかしら影絵のようでもあります。
深い海の底のような群青、ツリガネソウの根本、木の葉の隙間、そんなひっそりとした小さな世界を覗いているような感覚があり、覗いているうちに小さな世界に吸い込まれていくかのよう。
画法や色彩、構図などが独特で、一度目にしたら忘れられない印象的な世界。(2007/11/3)

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