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普段の器/渡辺有子

普段の器
渡辺有子

My評価★★★★

主婦と生活社(2005年11月)
ISBN4-391-13092-0 【Amazon


料理家・渡辺有子さんが普段使っている器たちを、写真と文、そして器に盛られた料理のレシピを紹介した本。料理も同様に、日常的に食する料理という感じがする。シンプルな料理だと思う。
写真からは、日常の暮らしの空気感といったものが感じられる。器が暮らしの中の一部を占めている、あるいは暮らしの中でこそ器が生きてくる、とでもいうような雰囲気。

器はタイトル通り本当に、日常用の「普段の器」という感じ。おもてなし用ではなく、毎日使って飽きないもの、使いやすいもの、和にも洋にも使えるもの。「普段使いだかなんでもいい」のではなく、毎日使うものだから本当に気に入ったもの使いたい、そんな気持ちが伝わってきました。しかも気負いがない。
それらの器はシンプルでストイックな印象がするけれど、どれも使いやすそう。選定には一本筋が通っていて、まさに選ぶ目にブレがないんです。
古いものや新しいもの、本来は用途の違うものも器にし、実際に料理を盛りつけて見せてくれます。テーブルセッティングも見せてくれるので、器と料理、器と器との組み合わせ方・相性といったことがわかります。使いこなし方の参考にもなりますね。

世間には器を含めてモノが溢れているけれど、その中から自分にフィットする器を選ぶ、しかも選ぶ目に迷いがないということは、実は大変なことだと思います。
「なんとなく好き」だけでは、これほどブレのない器たちは選べない。自分は何が好きなのかをキッチリ把握していなければできないけれど、それは自分自身を知っていなければならないということだと思うんです。つまりは、自分というものが確立していないとできないこと。感覚だけではなく、理性的に。こうしたことは器だけではなく、その人となりの生き方、ライフスタイル全般に通じることだと思います。

私好みの器もあれば、そうではないのもあるけれど、「ブレ」とはどういうことなのかがよくわかりました。個々の器に対する個人的好みは別として、器を選ぶ目ということをとても意識させられ、非常に参考になります。
特に「買ったはいいけれど、他の器と合わなかった・・・」ということをしばしばやる身としては。(2005/12/30)

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