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僕の生活散歩/三谷龍二

僕の生活散歩
三谷龍二

My評価★★★★☆

新潮社(2010年5月)
ISBN978-4-10-300192-8 【Amazon


僕の生活散歩信州・松本在住の木工デザイナーによる、初の画文集。三谷さんの【オフィシャルサイト】。
季刊誌に連載されたもので、2002年3月から2009年6月まで収録されています。暮らしの回りにあるモノや人や出来事などが綴られていて、それぞれに著者独自の目線で語られているんです。
「発電所」や「手」の話のラストなど、対象物についてジックリ見つめて考えて紡ぎ出された言葉の数々。それらの言葉には、舌鋒鋭かったり、押し付けがましさなどは一切ない。けれどもすーっと心にしみ込んでくる。
早く先を読みたいという、はやる気持ちを抑えて、一篇一篇じっくり読みました。

モノ作りをする人の目線は、そうでない人とは違うように感じます。自分が納得できるものを作るために、長い時間をかけてコツコツと取り組む。そうした地道な作業には、忍耐が必要だと思うんです。
そのような経験から見えてくることが確かにあり、物事に流されたり表面に捉われたりせず、自分自身の目で見て確かめ、自分に寄り添わせていく、とでも言うのでしょうか。ゆるやかながらも確固とした暮らし、そうした印象を文章から受けました。
振り返ると、私がいかに普段慌しく生活しているか、日々に流されていることか・・・。

三谷さんが絵を描かれるとは知りませんでしたが、絵も素敵です。(私のイメージする)三谷さんらしい感じがします。三谷さんの木工作品に共通する温もり感や雰囲気を感じます。
構図はとてもシンプルなんです。例えば薬缶しか描かれていない絵があるのだけれど、ジッと眺めても飽きないんですよ、不思議と。道具が生きているかのようで、道具のもつ気配が感じられるんですよね。

こんなふうに物事を見つめ、考え、表現できたらいいなあ。こうした暮らし、こういう感じの人になりたい。わたしにとってはそれが三谷さんなのです。(2010/11/01)

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