スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

たそがれはだれがつくるの/バーバラ・バーガー

たそがれはだれがつくるの
文・絵:バーバラ・バーガー

My評価★★★★★

訳:今江祥智訳
偕成社(1993)
ISBN4-03-327560-6 【Amazon
原題:GRANDFATHER TWILIGHT(1984)


林のなかで暮らしている「たれがれじいさま」。一日の終わりには本を閉じて、鍵のかかった小箱のなかから数珠繋ぎになった真珠を一粒取り出します。そして真珠を手のひらに乗せると、犬を連れて林を抜けて海へと向かいました。
するとどうでしょう、たそがれじいさまの通った後には、どんどんどんどん菫色の黄昏が広がっていきます。そう、空をたそがれに変えていっているのです。
手のひらの上にある真珠は、次第に大きくなっていきます。海辺に着いたじいさまは、大きくなった真珠を空の高みへと放つと・・・。
その頃には薄青い夜の帳があたりをおおっていました。じいさまは家へ戻り、眠りにつくのです。

********************

あらすじを言葉にすると、なんて野暮ったいんだろう。この本はやはり絵です。文章はほとんどなく、私には特に必要だとは思えません。絵がすべてを物語っているのだから。

黄昏どきの水浅葱色や鴇色の美しい空が、透明感のある澄んだ色合いで開放的に描かれています。黄昏という、絵でも言葉でも捉えにくい現象、その不可思議で静謐な時間と空間を、見事に視覚化した絵本だと思います。
読んでいると、絵本の中に入り込む感覚があり、自分なりの黄昏が感じられるよう。黄昏時の澄んだ空気が伝わってきました。
また、どこかしら思索的な雰囲気があり、生命の歓びのようなものが淡々と語られているような感じがします。(2001/3/25)

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへにほんブログ村 本ブログ 海外文学へ

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

H2

Author:H2
My評価について
=1ポイント
=0.5ポイント
最高5ポイント

最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
FC2カウンター
検索フォーム
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。