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ターシャ・テューダーのドールハウス/ハリー・デイヴィス

ターシャ・テューダーのドールハウス ミニチュアの世界
ハリー・デイヴィス

My評価★★★★☆

写真:ジェイ・ポール
訳:相原真理子
文藝春秋(2000年3月)
ISBN4-16-380410-2 【Amazon
原題:Tasha Tudor's Dollhouse A Lifetime in Miniature(1999)


ドールハウスには興味がなかったのだけれど、ターシャの本を制覇するために一応読んでみました。
女の子のままごとみたいなものだろうと思っていたんだけど、これがなんとハンパなものじゃなく、ビックリするほど精巧なミニチュア。これは凄い!

例えばターシャの家にある手押しポンプや鋳鉄製のコンロと、まったくそっくり同じものが作られています。しかも実際に使用できるというのだから驚きです。糸車もティン・キッチンも完全な複製で、小さいけれども使うことができるのだそうです。

クリスタル製のシャンデリアはプロの職人が作ったもの。ターシャの家に代々伝わる手吹きガラスのクッキー・ジャーそしてワイングラスも、ターシャが各々のプロの職人に作らせたといいます。なのでオモチャではなく、小さくなっただけの本物。
金の鳥かごの鳥もターシャが所持しているものの複製なのだそうで、ネジをまわすと鳥が囀るのだそうです。これは相当な値打ちものなんでしょうねえ。
書斎の蔵書は革装で金の型押し。これはうらやましいかも。また、人形の安全カミソリと、そのケースまであるというこだわりよう。

椅子はターシャの家のものを忠実に再現しているのだそうで、ターシャの息子の妻が作ったもの。ターシャが自分で作ったもの、職人に作らせたものもあるけれど、彼女の周りの人々が作ってプレゼントしたものも。
ターシャだけではなく、周囲のみんなが愉しんでいるんですね。

ドールハウスは1996年に、バージニア州ウィリアムズバーグにあるアビー・オルドリッチ・ロックフェラー・フォークアート美術館が展覧会のために、コロニアム・ウィリアムズバーグ(ウィリアムズバーグにある、植民地時代の街並みを復元した地区)の職人チームに作らせたといいます。
普通ドールハウスは1インチ=1フィートの割合(12分の1の縮尺)で作られるのだそうですが、この場合は実物の4分の1の大きさ。4分の1だから、かなり大きいんでしょうねえ。
ハウス本体はオリジナルデザインだが、温室と納屋と家畜小屋は、実物をほぼ復元。内部はとても手が凝っています。

ターシャの家のクリスマスの様子も再現。アドヴェント・リースもツリーの飾りも本物ソックリ。ターシャの暮らしぶりがよく伝わってきます。
ドールハウスというから子どものオモチャ程度に考えていたのだけれど、それは大間違いでした。驚くほど細部まで精巧なんです。ここまでくると、芸術作品といえると思います。(2006/7/2)

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