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ウッレのスキーのたび/エルサ・ベスコフ

ウッレのスキーのたび
文・絵:エルサ・ベスコフ

My評価★★★

訳:石井登志子
フェリシモ出版(2002年2月)
ISBN4-89432-264-1【Amazon
原題:Olles skidfärd(1907)


ウッレのスキーのたび6歳の誕生日に父さんからスキーをもらった男の子ウッレ。はやく滑ってみたいのだけれど、この冬はなかなか雪が降ってくれません。
クリスマスの2週間前、やっと雪が降り続いて積もりました。ウッレは森の大きな広場へ滑りに出かけました。
森の中でウッレは、頭の先から足先まで白尽くめの「霜じいさん」に出会います。
霜じいさんは、ホウキをかついだおばあさんを追い払いました。「雪どけばあさん」です。やっと降り積もった雪を、雪どけばあさんに解かされたのではたまりません。

ウッレは霜じいさんにつれられて「冬王さま」のお城へ行きました。氷の玉座に座った冬王さまは厳しい顔をしていましたが、ウッレに城の中を観ていくように言ってくれました。
ウッレはお城の子どもたちと一緒に楽しく過ごします。

やがて冬王さまが引き揚げ、雪どけばあさんがやってきました。雪で遊べなくなるから、ウッレは雪どけはあさんにおこるのですが・・・。

********************

エルサ・ベスコフ(1874-1953)は、スウェーデンを代表する絵本作家の一人。邦訳では1994年版を元にしています。
1998年にラボ教育センターから『ウッレと冬の森』というタイトルでも刊行されています。【Amazon

ベスコフの絵は清潔感と透明感があって愛らしいですね。北欧の清澄な空気を感じます。
画面構成と色彩のスッキリしてクリアなところは、現代北欧デザインに通じるのではないでしょうか。ただ、スッキリしすぎて、子どもにはものたりないのではないかぁと思うのですが。雑貨など北欧好きの大人の女性には好まれるのではないかと思います。

絵は愛らしいのだけれど、ストーリーはものたりなかったです。
ウッレは冬王と霜じいさんたちの仕事を知り、やがては雪どけばあさんのありがたみを知ります。お城の子どもたちとの遊びなど、一つひとつのエピソードは悪くはないのだけれど、全体としてみると求心力に欠けるんですよねぇ。
なんでだろうと思ったら、強く印象に残る場面がなく、主人公の男の子ウッレに魅力を感じなかったから。
ウッレはお行儀がよく、当たり障りのない良い子で、大人からみた理想の子ども像という感じ。男の子だったらもっと元気がよくていいのでは・・・。
絵はきれいで清潔感があるけれど、それがよくも悪くも人物とストーリーに表れているのだと思いました。(2011/2/13)

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