スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ポール・スミザーの自然流庭づくり/ポール・スミザー

ポール・スミザーの自然流庭づくり
ポール・スミザー

My評価★★★★

講談社(2007年3月)
ISBN978-4-06-213071-4 【Amazon


ポール・スミザーはイギリス・バークシャー生まれ。英国王立園芸協会ウィズレーガーデン、米国ロングウッドガーデンで園芸学とデザインを学んだガーデンデザイナー、ホーティカルチャリスト。
1993年来日。東京にガーデンデザイン事務所【GARDEN ROOMS】を構えて活躍中。

数ある園芸書の中で、この本が特に気にいった理由は、ポール・スミザーの発想にあります。
ガーデンを居住空間の延長として捉え、自然そのものの中に居るような庭づくり。花はナチュラルな感じのものが選ばれるのですが、花が主体ではなく、グラス類など葉ものが多く取り入れられ、まるで野原や森の中に居るような雰囲気なんですよ。
植物の知識が豊富で、どの植物がどのように育つのか、育った状態までが計算されて庭がつくられているんです。

その辺の野原にありそうな植物が、彼の手にかかると、こうもナチュラルでかつ美しい庭になるんでしょうね。
葉の形や葉色の美しいグラス類の組み合わせが、人工的ではなくナチュラルな雰囲気をつくっているんです。オーナメンタルグラス(ススキ、茅、フウチソウ、カレックスなどの観賞用の草)のある庭っていいなあと思う。

彼の手がけたガーデンを見ると、住環境と住人のライフスタイルに合わせているのがよくわかるように思います。しかも、どの庭もまるで始めからその土地に存在していたかのよう。
日当たりが悪く狭い庭でも、環境に合う植物を植え、(写真で見る限り)快適な空間をつくり上げている。乾燥しやすい屋上でもそこに適した植物を植えることで、野原のようなガーデンを実現。また、周囲に田んぼの広がる家には、南欧風の庭にすることで、田んぼとの調和を生み出しています。
実例を挙げながらそれぞれの環境に適した植物と、空間構成の仕方とその理由にも触れているので、ガーデン・デザインの参考になるのではないかと思います。うちはマンションなので、本を眺めているだけだけど・・・。
日向を好む多年草や日陰を好む多年草、球根、高木と低木、つる植物など各植物に適した環境と手入れの方法などが、写真とともに簡単に紹介されています。これだけでも役立ちそう。

本の後半は、彼の仕事の日記から、株分けや種子撒きのなどがモノクロ写真付きで紹介されています。
その他に、イギリスで学んでいたときのことや、子ども時代の話も少し語られているんです。
小さいころは森での遊びに夢中だったという。そんな子どもと父親との関係がいい感じで、この親あってこそ、自然への興味や知識が深まっていったみたい。親の影響って結構大きいんですねえ。(2008/10/28)

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへにほんブログ村 本ブログ 海外文学へ

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

H2

Author:H2
My評価について
=1ポイント
=0.5ポイント
最高5ポイント

最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
FC2カウンター
検索フォーム
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。