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天と地の守り人(第2部)/上橋菜穂子

[守り人シリーズ]天と地の守り人(第2部)
上橋菜穂子

My評価★★★★

カバー画・挿画:二木真希子
偕成社(2007年2月)
ISBN978-4-03-540330-2 【Amazon


チャグムは北の大陸をとりまとめて同盟を結ぶことで、タルシュ帝国の侵略に対抗しようとする。そのためには一刻もはやく、カンバル王国とロタ王国の同盟を成功させなければならない。
チャグムはバルサと共にカンバル王国を目指すが、タルシュの刺客に狙われる。しかし、ロタ王国のカシャル<猟犬>の支援を得ることができた。そして、王都へ潜入するが・・・。

一方、新ヨゴ皇国とカンバルの大地では異変が起こっていた。異界ノユーク(ナユグ)に春がおとずれたことが、人間の住む大地に影響しているのだ。ノユークの春はどんな影響をもたらすのか?

年が開けた。春になればタルシュ帝国軍の侵略が始まる。同盟のカギは、カンバルのラダール王を説得出来るか否かにかかっている。チャグムは同盟を成功させることができるのか?そして新ヨゴ皇国を救うことができるのだろうか・・・。

********************

舞台はバルサの故郷カンバルへ。
この旅で、チャグムはいっきに為政者として成長。その姿はたくましくはあるが、否応なくそうならざるを得ない立場によるものなので痛々しいです。
そんなチャグムを、バルサは満身創痍で守り続けるんです。その姿は母親以上に母親らしいかも。

チャグムは誰をも傷つけることなく事態を打開したいのですが、それは無理なことだと悟ってしまいます。もはや自分だけ手を汚さずにいることはできない。平和を得るためには、血を流さなければならない・・・。なんという矛盾!
戦争以外による打開策はないのでしょうか。例えば政治的な駆け引きとか。タルシュ帝国には弱点があるので、やりようによっては同盟軍が有利なのだけれど。まあ、作者は安易な解決策は採らないでしょうねえ。

この巻で、異界の春が人間界にどのような影響をもたらすことになるのかが明らかにされました。いわば地軸のズレのようなもの。
戦争と天災という二重の災厄をどう切り抜けるのか。チャグムは新ヨゴ皇国をどうやってまとめるのでしょうか。次巻への期待が高まります。(2008/8/2)

備考:2011年5月、新潮文庫化【Amazon

精霊の守り人
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夢の守り人
虚空の旅人
神の守り人<来訪編>
神の守り人<帰還編>
蒼路の旅人
天と地の守り人(第1部)
+天と地の守り人(第2部)
天と地の守り人(第3部)
流れ行く者[守り人短編集]

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