スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

妖精詩集/W・デ・ラ・メア

妖精詩集
W・デ・ラ・メア

My評価★★★★★

訳:荒俣宏,解説:阿見政志
カバー画・挿画:ドロシー・P・ラスロップ
ちくま文庫(1988年5月)
ISBN4-480-02231-7 【Amazon
原題:Down-Adown-Derry(1922)


妖精詩集イギリスの作家・詩人ウォルター・デ・ラ・メア(1873-1956)の詩集。イングランドのケント州の生まれ。
彼は20世紀前半のイギリス詩壇、独自の幻想的な詩世界を確立したのだそうです。詩人ロバート・ブラウニング(1812-1889)は母方の遠い親戚とのこと。

デ・ラ・メアは幻想文学の作家として、必ずといっていいほど名前が挙げられるのですが、読むのはこれが初めて。
美しく妖しい詩は、夢幻の世界で光彩を放っているかのよう。そして、ふいに現実世界から、裏側の世界を見せられ、足元をすくわれるかのようなこわさ。とても神秘的。まさに幻想詩であり、幻想文学。でも、どこか子どもの視線が感じられ、それがリアリティをもたらしているかのよう。

子ども向けの甘ったるい御伽噺のような詩を想像してたのですが、甘さはほとんど無いといって言いかと思います。詩というよりも物語に近く、どの詩も物語性があるんです。子どもより、むしろ大人の方がこの詩集を味わえるのではないでしょうか。
ドロシー・P・ラスロップのモノクロ挿絵も秀逸。原書では彩色図版が3葉あるそうです。そのうちの1葉が、この文庫のカバー画のようです。(2009/6/13)

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへにほんブログ村 本ブログ 海外文学へ

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

H2

Author:H2
My評価について
=1ポイント
=0.5ポイント
最高5ポイント

最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
FC2カウンター
検索フォーム
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。