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ターシャの家/ターシャ・テューダー

ターシャの家
ターシャ・テューダー

My評価★★★★

写真:リチャード・W・ブラウン
訳:食野雅子
メディアファクトリー(2005年11月)
ISBN4-8401-1437-4 【Amazon


アメリカの絵本作家ターシャ・テューダー(1915年生まれ)が、1971年、56歳時にバーモント州に建てた家「コーギコテージ」の写真集。日本オリジナル編集であり、英文による原書は存在しないそうです。

コーギコテージは100年以上は経ているであろうと思うほど、とても古びて見えるのですが、実はターシャの意向によって長男のセスが1800年代半ばに建てた家。田舎の農家を模していて、すべて手作りなのだそうです。
敷地内と家の中はどんなふうになっているのか気になりますよね。なんとまあ、オールドカントリー・スタイルのアンティークハウス!ターシャが蒐めたアメリカン・アンティークの宝庫。どこも絵になる。

まずは、アプローチに置かれている、苔むした大きな水の樽がいい感じです。
室内には1900年代を模して作られた電話。トレイをスタンドに立てたようなランプスクリーン(ロウソクやスタンドの光が直接顔に当たらないように遮るためのもの。高さを調節できるんだって)。
フタに蝶番が付いた銅製のやかん。ダブルボイラー(片手鍋を二つ重ねたようなもの。下の鍋にお湯を入れて沸騰させ、その熱で上の鍋で調理する。いわば蒸し器?)。
日本のものとは形が異なり、調理できるようになっている薪ストーブ。ターシャが自分で縫ったドレスとシャツ。

セトルという変わった形の椅子があるんです。普通のセトルは腕の付いたベンチ型の椅子なのだそうですが(教会で使われていた古いBOX席みたいなのかな)、これは一人用。18世紀のヨーロッパで使われていたらしいとか。
壁には様々な道具が掛けられていて、暖炉脇にもいろいろなものが。納屋には籠や樽、木製の麻打ち棒と熊手などが。私としては道具を眺めているだけで楽しい本です。

すべてがターシャの審美眼によって、集められたり模して作られたもの。なかにはアンティークではなく新しいものもあるけれど、この家にピッタリはまっているんです。
それらがコレクションとしてではなく、実際に使われていると言うのだから驚きです。使われているからこそ、家に馴染んでいるのでしょう。

ターシャのような家を建てるのは無理ですが、彼女のようにモノと付き合って歳を経るというのはいいなぁと思うんですよね。簡便ではないに違いないけれども、古いモノを大切に使い続ける姿勢に憧れます。(2006/1/31)

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