スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ターシャ・テューダーの世界/ターシャ・テューダー

ターシャ・テューダーの世界 ニューイングランドの四季
ターシャ・テューダー

My評価★★★★☆

写真:リチャード・ブラウン
訳:相原真理子
文藝春秋(1996年11月)
ISBN4-16-363290-5 【Amazon
原題:The Private World of Tasha Tudor(1992)


ターシャ・テューダーのライフスタイルが、日本に紹介された最初の本。季節ごとに彼女の生活が、彼女の言葉とともに美しい写真で紹介されています。
ブラウンの絵画的な写真が美麗!四季折々に花の咲き乱れる庭は溜息がでるほど美しいです。
副題に『ニューイングランドの四季』とあるように季節を追った本で、これでターシャのライフスタイルが一通り紹介されていますが、具体的にわかるわけではありません。おおまかにターシャの生活を紹介した一緒のポートレイトと思えばいいかと思います。

水仙やクラブアップの咲き乱れる春の庭や、彼女の寝室。母親が描いた子供時代のターシャの兄。1700年頃からテューダー家に伝わる糸車は、なんと現役!
ターシャのコレクションである古い時代の洋服を着て、花の咲き乱れる庭を散策する少女たちは、とてもファンタスティック。また、秋の森の佇まいも格別の味わいがあります。

劇用の人形まで手作りするターシャ。それは彼女の趣味であり、子どもたちを楽しませるためでもあるのですが、子どもたちが学校へ通っていた当時、お金を稼ぐためだったとか。
彼女は自分を商業美術家であり、挿絵を描いてきたのは生計を立てるため、球根を買うためだと言い切ります。

美しい庭や室内は、誰かがコーディネートしてくれたわけではなく、彼女自身が創り上げたもの。一朝一夕では絶対にできない。長年かけて彼女が築き上げたもの。
植物を食い荒らす野ネズミにはチョコレート風味の下剤を仕込んだり、バターを盗むモリミズミは捕まえて暖炉に放り込む。昔は22口径のライフル銃で撃っていたそうです。

この本からはわかりませんが、おそらく様々な苦労があったことでしょう。生活するというのは奇麗事だけでは済まされないから。しかし、彼女の言葉からはまったく気取りが感じられないんですよ。気負わずに、やるべきことをやるだけ、といった印象を受けるのです。
やりたくない嫌なこと、面倒なこともあったでしょう。でも自分が思い描いた結果を信じて、現時点での苦労ではなく、その結果へ目を向けているのだろうと思います。(2006/2/14)

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへにほんブログ村 本ブログ 海外文学へ

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

H2

Author:H2
My評価について
=1ポイント
=0.5ポイント
最高5ポイント

最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
FC2カウンター
検索フォーム
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。