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クマの名前は日曜日/ミヒャエル・ゾーヴァ

クマの名前は日曜日
文:アクセル・ハッケ,絵:ミヒャエル・ゾーヴァ

My評価★★★★

訳:丘沢静也
岩波書店(2002年6月)
ISBN4-00-110862-3 【Amazon
原題:EIN BÄR NAMENS SONNTAG(2001)


わたしが小さかったころ、目が覚めるとそばにクマのねいぐるみが寝ていた。クマに名前を訊いたけれど返事をしないので、「日曜日」と名付けることにした。その日が日曜日だったから。

日曜日はいつもぼくの隣りにいた。ブランコに乗るときも、トイレに行くときも、眠るときも。
ぼくたちは親友だった。ぼくは日曜日が好きだけれど、日曜日もぼくを好きだろうか?でも、日曜日は何も言わない。蜂蜜パンを食べさせようとしたけれど、食べてくれない。
蜂蜜で汚れた日曜日は、洗濯機で洗われて物干しに吊るされた。日曜日は、とても悲しそうな顔でぼくを見る。
その夜、日曜日のいないベッドで、ぼくは夢をみた。夢の中でぼくは・・・。

********************

小さな子どもは、ぬいぐるみや人形がまるで生きているかのように話しかけたりしますよね。
子どもにとってぬいぐるみは、なんでも話すことがきて、自分の気持ちをわかってくれる親友だったりするんですよね。しかし、ねいぐるみは応えてくれません。これはそんなお話。
アクセル・ハッケらしい、ちょっと捻りの効いた奇妙な、でもほのぼのとしたお話でした。
クマの視点で物事を眺めることによって、いたわりの気持ちを学ぶのでしょうね。

表紙のクマの絵がかわいい。かわいいけれど、甘さのないところが気に入っています。それにコンポーズグリーンがいい感じ。この手のグリーンが好きなんです。
ゾーヴァの絵はどこかクール。かわいいと同時にクールといった、不思議な魅力があります。子どもより大人に好かれる絵ではないのかな。
このクールさは、動きが静止した音のない世界のよう。だからでしょうか音がまったく感じられないんですよ。
私たちの日常生活では、常にいろんな雑音に囲まれていますよね。そんな雑音がスッキリ除かれた絵、という印象がしました。(2006/2/24)

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