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さむがりやのサンタ/レイモンド・ブリッグズ

さむがりやのサンタ
文・絵:レイモンド・ブリッグズ

My評価★★★★

訳:すがはらひろくに
福音館書店(1974年10月)
ISBN4-8340-0436-8 【Amazon
原題:FATHER CHRISTMAS(1973)


12月24日です。ベッドから起き上がったおじさんは、トナカイとペットにエサを与えてから洗顔しました。ラジオオによると、今日は寒くて雪だそうです。
おじさんは橇を引っ張り出して、たくさんある包装された小荷物を積みます。それから赤い服を着て、さあ出発!

でもサンタのおじいさんは機嫌がよくありません。
空は雪や雨、雷から霧へとひどい天候だし、狭い煙突からは照らなければいけないし、そうしたら煤だらけなるからです。
アンテナは邪魔だし、煙突のない家にはどうやって入れと言うのでしょう?
労いのために居間にジュースが置いてあっても、サンタさんにとってはちっともうれしくありません。なぜって、おじさんはジュースより、お酒の方が好きだから。

ブレゼントを配り終わったサンタのおじさんは、今度は自分のクリスマスの準備です。でもその前に冷えた体をお風呂で温めます。
それから送られてきたプレゼントを開けてみました。実はプレゼントにはウンザリなのだけれど。
そうしてサンタさんのクリスマスが過ぎてゆきます。

********************

サンタのおじさんの一日を、アメリカン・コミックのようなコマ割りとフキダシで描いた絵本。サンタさんというと「人のいいおじさん」というイメージがありますが、この絵本では一風変わったサンタさんです。

クリスマス・イブには雪が降り積もって、ロマンチックになるホワイト・クリスマスを望みますよね。でもプレゼントを配るサンタさんにとっては、雪が降ると大変!しかもみんなが楽しんでいるのに、24日中に配りきらなければいけないのだから。
みんなが楽しんでいる間、みんなの楽しみを支えるために、見えないところで一生懸命に働いているのです。

サンタさんだって雪の中を橇で駆けるよりも晴れている方がいいだろうし、煤だらけになりたくないでしょう。不平を言いたくもなるでしょう。皮肉屋になっても仕方ないのかもしれませんね。でも、ピリッと辛口の性格が新鮮でした。
私には、たんに人のいいサンタさんよりも、ずっと親近感がもてました。ブツブツ言いながらも、プレゼントを配るのに一生懸命なのだから。
仕事が終わり、パイプをくゆらしてお風呂に浸かっているサンタさんは、実に気持ち良さそう。とっても人間味があり、身近に感じられるサンタさんでした。(2002/12/22)

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