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夜のフロスト/R・D・ウィングフィールド

夜のフロスト
R・D・ウィングフィールド

My評価★★★☆

訳:芹澤恵,解説:霞流一
創元推理文庫(2001年6月)

ISBN4-488-29103-1 【Amazon
原題:Night Frost(1992)


シリーズ3作目。流感が猛威をふるうデントン市。警察署も例外ではなく、ほとんどの署員が流感に罹り、署は潰滅状態。流感も避けて通るのか、感染していないフロスト警部、ビル・ウェルズ巡査部長らが、不眠不休で働かされるはめに。そんな中、新米のフランク・ギルモア部長刑事が赴任してきた。

町では墓地荒しや、匿名で個人のプライバシーを暴いた嫌がらせの手紙がバラまかれ、15歳の少女がナゾの死を遂げる。高齢者の家を狙った盗難事件が相次ぎ、加えてフロストとギルモアは、納骨堂で少女の変死体を発見してしまう。さらに連続老女切り裂き事件が!絶対的に人員不足の最中、凶悪な事件が続発する。

********************

シリーズではあるけれど、どの巻から読んでも問題なさそう。
流感によって署員が絶対的に不足したため、フロストやウェルズ巡査部長らの残った者がすべてをカバーすることになる。そのため昼勤と夜勤、そしてまた昼勤と、長時間勤の苛酷な務を強いられる。フロストの下についたギルモアは、超過勤務の連続で妻の不平不満を蒙ることに。しかしこんな奥さんじゃあ、夫がウンザリするのもわかるな。
肝心のフロストはというと、寝る暇がないのによく動くこと。この歳でこれだけの就労時間だったら、普通なら過労死ものだろう。フロストは超人としか思えない。

またまた同時進行する様々な事件を、フロストが駆け回ってバタバタと解決してゆくのだが、これまで以上に偶然に頼る部分が大きい。山場はこれまで以上のアクションがあるのだが、事件の顛末は後味が悪く、その気持ちをラストまでひきずってしまう。救いがないんだよなぁ。
また、フロストのギャグがマンネリ化して面白みに欠ける。それにレギュラー陣の役割が固定化してきたようで、ちょっとマンネリ感が。面白く読んだのだけれど、3作目ともなると慣れてしまったのか、新鮮さや意外性は感じなかった。私としては今のところ2作目がいちばん良かったな。(2008/10/12)

クリスマスのフロスト
フロスト日和
フロスト気質
夜明けのフロスト

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