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こいぬのジョリーとあそぼうよ/マーガレット・シュトループ

こいぬのジョリーとあそぼうよ
文:ダーリ・メッツガー,絵:マーガレット・シュトループ

My評価★★★★

訳:齋藤尚子
徳間書店BFC(2000)
ISBN4-19-861247-1 【Amazon
原題:JOLLY'S WELT(1998)


スイスの村で、仔犬のジョリーと子どもたちが四季折々に遊びに興じる姿が描かれています。
子どもたちは散歩や馬に乗ったり、水浴びや落ち葉拾いやスケートをしていて、側にはいつもジョリーがいます。
ジョリーと、ちびのダックスフントのジョーカーはいつも一緒。
ジョリーはシーソーやソリに乗ったりと楽しそう。でもジョーカーは水に映った自分の顔にビックリ!ちょっと恐がりなのかな。
二匹はお祭りやクリスマスも、子どもたちと一緒にはしゃぎます。春や夏はもとより、雨の日でも雪の日でも、ドブツたちと村の子どもたちはいつも元気いっぱい!

********************

文章こそジョリーの視点で語られていますが、絵はジョリーとジョーカーはじめ子どもたちや大人をも含む村の様子が描かれています。
子どもたちの遊んでいる側で、大人たちは薪割りはじめ、牧草や稲を刈ったりと仕事をし、ときには野外テーブルでくつろいだり。四季を通じて子どもたちと動物、そして大人たちが楽しげに動いている姿を描いた「風物誌」だと思います。

スイスの村の家々、木々や植物や空が、季節ごとの光線の具合によって色を変えていきます。
特に家は、冬には寒さに耐えるかのように厳しく見え、春や夏には開放的に、秋には物寂しげに見え、まるで家が表情をもっているかのようなのです。
そしてまた冬がやってくるのですが、木の枝や屋根に積もった雪のデッサン力の巧さ!
雪というものは、降っている間は冷たくて寒く感じるのですが、いったん積もって止むと、それまでよりは寒く感じないんです。黄色みを帯びた色使いは、そんな雪の様子を描いているのだと思います。
スイスに限らず、ヨーロッパのどこにでもありそうな、田舎の空気そのものが描かれていると言っていいのでは。

素朴ながら力強くてあたたかみのある絵と、野外で遊ぶ子どもたちの姿は、日本の田舎の風景に通じるような懐かしさを感じさせてくれました。(2001/5/19)

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