スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

夜明けのフロスト/R・D・ウィングフィールド

夜明けのフロスト
R・D・ウィングフィールド

My評価★★★☆

訳:芹澤恵,解説:木村仁良光
光文社文庫『夜明けのフロスト』所収(2005年12月)
ISBN978-4-334-76162-2 【Amazon
原題:Early Morning Frost(2001)


フロスト警部シリーズの中編。クリスマス当日のデントン警察署。署員のほとんどがクリスマス休暇の最中、勤務に就いているのは三年続けてビル・ウェルズ巡査部長、ジャック・フロスト警部、警邏組のジョーダンとシムズ、コリアーといつもの面々。今日ばかりは、何人たりともパクってはならない。クリスマスぐらいは平穏無事で過ごしたいと思っているのだが・・・。
だが、ジョーダンとシムズ組が、デントン百貨店前に捨てられた赤ん坊を発見。しかも衣類に血痕が付着していた。デントン百貨店では金庫が荒らされており、警備員が行方知れになっていた。さらには別件で少女が行方不明になり、一刻も早く発見しないと少女の命が危うい。

********************

本作はクリスマスに因んだミステリー7編を編んだ、木村仁良編『ジャーロ』傑作短編アンソロジー3『夜明けのフロスト』に収録されている。収録作は「クリスマスツリー殺人事件」エドワード・D・ホック/「Dr.カウチ、大統領を救う」ナンシー・ピカード/「あの子は誰なの?」ダグ・アリン/「お宝の猿」レジナルド・ヒル/「わかちあう季節」マーシャ・マラー&ビル・プロンジーニ/「殺しのくちづけ」ピーター・ラウゼイ/「夜明けのフロスト」R・D・ウィングフィールド、である。フロストものは1作だけなのでお間違えなきよう。

不運にもクリスマスの勤務に就かされる、いつものメンバー。一番貧乏クジを引いたのは、ウェルズ巡査部長だろう。フロストのせいで濡れ衣を着せられるのだから。しかしマレット署長、まだフロストという人物がわかってなかったのか。
今日ばかりは殺人犯といえども捕まえてはならない、という宣言とは裏腹に事件が勃発。フロスト警部の推理は相変わらず当てずっぽうではあるが、今回は冴えを見せてくれる。中編といえども密度が濃く、読み応え充分で満足度高し。中編だからって、手を抜いていないんだなあ。これだけ作品のレベルを維持するからには、寡作でも仕方なかったなと思う。(2009/8/5)

クリスマスのフロスト
フロスト日和
夜のフロスト
フロスト気質

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

H2

Author:H2
My評価について
=1ポイント
=0.5ポイント
最高5ポイント

最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
FC2カウンター
検索フォーム
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。