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オレンジ党 最後の歌/天沢退二郎

オレンジ党 最後の歌
天沢退二郎

My評価★★★

カバー画・挿画:マリ林
復刊ドットコム(2011年12月)
ISBN978-4-8354-4798-8 【Amazon


オレンジ党 最後の歌オレンジ党の子どもたちが活躍する『三つの魔法』3部作から約20年、待望の続編!この結末からすると完結篇だと思います。

シリーズはじめの方で転校していったオレンジ党の名和ゆきえが帰ってきた。
帰ってくるにあたり、ゆきえと鈴木ルミが同じ夢をみた。夢には巨大な白鳥が現れた。夢または大白鳥は、何を告げようとしているのか?場所はどこなのか?
オレンジ党は活動を復活して、夢に現れた場所を突き止めることに。
しかし、エルザをはじめオレンジ党と家族に圧力がかかったり、ルミの父親・鈴木先生は休職を余儀なくされたりと、じわじわと魔手が迫る。
オレンジ党の前に、<時の魔法>の力が甦った!また、ルミたちは物語の世界へ入り込む・・・。物語の力を信じて。

********************

まさかオレンジ党の続きが読めるとは思ってもみませんでした。
前作から20年ほどの歳月を経ているので、以前とは雰囲気が異なっていました。現実世界というものの曖昧さから生じるような得体のしれない不安感や、沼地にはまり込んだようなドロリとした感触が、だいぶ薄まっていました。
読めるのはありがたいのだけれども、雰囲気の違いなのか、以前ほどのめり込めなかった。作者も変わったかもしれないけど、私自身も変わったろうから。なにしろ前作を読んでから十年経っているからねえ。

内容は『オレンジ党、海へ』とオーバーラップしているところがありますね。その後篇なのだけれど、サイドストーリーといった印象も受けました。いずれにせよ、前3部作を読んでいることが前提となります。
ただし謎が解明してわけではなく、一部明らかになったこともあるし、そうでないところもあります。全てが解決したわけではないんですよね。むしろ何も解決していないのですが、それは現在進行形の状態ゆえかと。「物語の力」というものに込められた作者の想い、メッセージを汲み取ることが肝要でしょう。
ラストは3・11を思わずにはいられないのですが、執筆したのは2008年なのだそうです。(2012/2/23)

オレンジ党と黒い釜
魔の沼
オレンジ党、海へ
+オレンジ党 最後の歌

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