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ターシャの庭づくり/ターシャ・テューダー

ターシャの庭づくり
ターシャ・テューダー

My評価★★★★★

写真:リチャード・W・ブラウン
訳:食野雅子
メディアファクトリー(2007年3月)
ISBN978-4-8401-1819-4 【Amazon


ターシャの庭の四季折々の花や草木を紹介した本。冒頭、現在の住まいであるバーモントの家が建てられる過程が、当時の写真で紹介されています。
長男セスが木を伐採して開墾し、骨組みを建てている間、ターシャは厩肥を購入して庭の土作りに勤しんでいたのだそうです。

しかしまあ、どの花も葉も木も立派に育っていること!特にクラブアップルの花は、それはそれは見事に咲いているんですよ。
庭の花々を見ると、花の大きさや色、草丈の組み合わせなどによって、立体的にコーディネートされているのがよくわかりました。私としては、花の名前が載っているのがありがたかったです。
なんといっても色の組み合わせが素敵で、白・黄・ピンク・赤・紫系統の花が目立ちます。色彩の妙は、さすが画家。花が終わった後の葉の色や形を楽しめる植物を植えているのだそうです。言われてみると確かに美しい葉の植物が目立つ。なるほどなるほど。
よくよく見れば、緑だけでも庭にニュアンスがあります。色や形、草丈の異なる葉の配置が、きちんと計算されているんですね。

バーモントは気候が厳しく、5月でも遅霜が降りることがあり、9月にはもう霜の心配をしなければならないという。夏の昼間でも27度を越えることは滅多にないとのこと。けっこう厳しい環境なんですねえ。
元々、広葉樹の多い(写真の印象では)森林なので土質はいいと思われます。でも、毎年に秋に堆肥を10センチほど鋤き込むのだと。また、暑さ寒さ対策も抜かりない。必要であれば耕し直したり、石灰を撒いたり・・・。いやはや、仕事が尽きないんですねぇ。大変な労力!!ですが、それも好きだからこそ。
ふーん、ナデシコとシダはアルカリ土を好むのか。

『ターシャの庭』は写真家の美意識によって撮られたような静謐感のある美々しい写真でしたが、本書ではあるがままの庭の様子を撮ったという印象を受けました。
どちらがいいとかいうものではなく、表現が異なるようです。本書では庭の奥行きや、植物の丈の高低差といった立体感を意識して写しているようです。
庭全体のイメージを知りたいなら『ターシャの庭』であり、もう少し細部を見たいのであれば本書といった感じ。
タイトルが「庭づくり」となっていますが、見所はは配置・配色であり、具体的な園芸指南に関しては若干のアドバイス程度に留まっています。それも当然、日本とは気候風土が異なるから。ましてや、うちはマンションだし。
そもそも、ターシャ本人が自分のイージを大切にする人のようなので、アドバイスすることもされることも好まないのではないのかな、そんな気がするんですけど。(2007/11/10)

ターシャの輝ける庭(リチャード・W・ブラウン)
ターシャ・テューダーのガーデン(トーヴァ・マーティン)
ターシャの庭

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