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ブックカフェものがたり/矢部智子・今井京助他

ブックカフェものがたり
矢部智子・今井京助・石川あき子・梶原陽一

My評価★★★★

幻戯書房(2005年12月)
ISBN4-901998-15-3 【Amazon


「薄暗くい」「埃っぽい」といった従来の古書店のイメージを払拭するブックカフェ。でもブックカフェって何だろう?本とコーヒーがあること、つまりカフェが併設されていることなのですが、結局どっちも中途半端・・・という店が少なくはないんですよねぇ。
従来の古書店と大きく異なるのは、「居心地の良さ」という点ではないかと思うのです。つまりカフェの要素が大きいということかな。

本書は3部構成になっていて、第1部は東京・大阪・京都にある9つの個性的なブックカフェ・オーナーへのインタビュー。ブックカフェの形態が店によって様々なことがわかりました。
各オーナーがブックカフェというスタイルをどう捉えているか、どう個性的な店作りをするのか、というコンセプトや営業方針から、オープンまでの経緯や家賃、資金繰りといった具体的な事柄にまで踏み込んでいます。

第2部は、現役ブックカフェの経営者による開業講座と、オーナーによる開業から5年間の苦労話とか。
店舗設計、ランニングコスト、事務手続きなど、開業から運営について詳しく述べられています。また、本屋と飲食店としてのカフェを両立させるための、運営方法と採算性のシビアさも語られています。
古書店としてもカフェとう飲食店としても、それぞれにカラーがなければいけないということですね。本屋と飲食店を足して1になるのではなく、2にならなければ成功しないのでしょう。
また飲食店でもあるので、サービスが問題となってくるんですよね。この点が、従来の古書店と大きく異なるところだと思うのです。ありふれた見方をすれば、従来の古書店が本中心であったのに対し、ブックカフェは人中心ということではないでしょうか。

第3部では、東京・大阪・京都の個性派ブックカフェを、モノクロ写真付きで紹介。巻末に全国のブックカフェとブックギャラリーのリストも有り。

興味本位でブックカフェをテーマにしたのではなく、しっかりとした内容でした。
ブックカフェというスタイルの面白さだけを取り上げるのではなく、経営維持の困難さといった面についても触れているので、ブックカフェをやってみたいという人には必読本だと思います。(2007/5/11)

ブックカフェのある街(前野久美子編著)

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