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花散らしの雨/高田郁

[みをつくし料理帖]花散らしの雨
高田郁(たかだ・かおる)

My評価★★★☆

ハルキ文庫(時代小説文庫)(2009/10/18)
ISBN978-4-7584-3438-6 【Amazon

目次:俎板橋から ほろにが蕗ご飯/花散らしの雨 こぼれ梅/一粒符 なめらか葛饅頭/銀菊 忍び瓜/巻末付録 澪の料理帖


花散らしの雨『八朔の雪』に続くシリーズ第2作目。女料理人・澪のまっすぐな心意気と健気さと、彼女を取り巻く人々の人情がしみいる清新な時代小説。

前巻ではパターン化しているのが目立ち、やりすぎという感じがしたんです。
過酷な運命、襲いかかる試練を一つ一つクリアしていく。それはドラマやマンガ、雑誌連載ならいいのでしょうが、小説として一冊の本で読んだ場合、そればっかりじゃねえ。

けれど、この巻ではそうしたパターンから脱却しており、小説として素直に読むことができました。前巻のときより、作者の肩の力が抜けたような。そんな印象を受けました。

新たな人物が登場したり、澪の恋心(年頃だもんねえ。つうか、女主人公の決まりごと?)が描かれたりと、澪ばかりではなく、彼女の周囲の人々にもスポットを当て、それぞれの人物像が丁寧に描かれているように思います。
この作者、まだ手の内を晒しきっていないと思うんです。まだまだ化けるんじゃないのかな。注目の作家です。

このシリーズは、良くも悪くも江戸時代ぽさが感じられない。その点が私にはもの足りないんだけれど、時代小説に慣れていない人にとっては、逆に読みやすいと思います。
「時代小説」というジャンルにこだわらず気軽に読めるので、このようなジャンルが初めての人にはオススメのシリーズだと思います。ただし、前巻『八朔の雪』から順にね。(2009/11/2)

八朔の雪
想い雲

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