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しばわんこの和のこころ/川浦良枝

しばわんこの和のこころ
文・絵:川浦良枝

My評価★★★★★

白泉社(2002年1月)
ISBN4-592-76096-4 【Amazon


働き者でマメなしばわんこ(柴犬)と、さぼり上手なみけにゃんこ(三毛猫)をメインに、集金アルバイトの恋多き少年と、そのおばあちゃんで着物の似合うさちこさん。よんどころのない事情で独身となったそば屋さんと、その双子の子ども。そば屋さんの彼女のゆきちゃんたちが加わった、四季折々の日本の暮らし。
おもてなしに始まり、年越しの準備からお正月、お花見、夏仕度が済んだら七夕に花火、お月見など、昔ながらの和の暮らし。それぞれの起源を紹介しながら、そのしつらえと楽しみ方がかわいい絵とともに紹介されています。

********************

ともかく、しばわんこがかわいい!!働き者で器用、こんなしばわんこがうちにもほしい!
花見や七夕など特定の行事以外では、現代の生活様式では、目にする機会がほとんどない和の暮らし。うちはマンションだから、住居構造に和テイストが似合わないんですよ。だからこそ憧れるのかも。

床の間とは何なのか。もっともいまは和室のある家が少ないのですが。お客さんがきたときの座布団のすすめ方。注連縄に付ける紙垂の作り方もあります。でもいま紙垂を飾る人はどれほどいるのかな。うちの親は注連飾りも紙垂も毎年作っているけど(これがなぜか父の仕事)、私は作り方を知りません。

神社での参拝の作法もあり、恥ずかしながら初めて知りました。まず一礼それから拍手を二度打ち、次に二礼してから鈴を鳴らす。そしてお賽銭を入れる。鈴を鳴らしてから二度拍手を打つのだと思ってましたし、周りの人もそうしているし。違うんですねえ。
機能性だけではなく見た目も涼やかになるよう、自然または自然界のモティーフをとりいれる、それが日本の夏の過ごし方。夏は湿度の高い日本だからこそ、様々な工夫を凝らした涼のとりかたが考案されたのでしょうね。

自然に寄り添い、生活のなかに自然をとりいれる、さらには自然を模擬するところが日本的情緒なのでしょうか。
そこには便利さだけでは計れない部分が大きいと思います。なによりも生活を楽しむという気持ちがあり、またその楽しみを他の人と分け合う。そのために細やかな感性が発揮されるのでは。
和のしつらえは四季のある日本だからこその楽しみ方であり、漫然と過ごす日々に変化やメリハリをつけるのではないかと思うんです。そしてささやかながらも丁寧に暮らすことと、その反復。こうしたことからゆとりが生じるのではないでしょうか。でも、言うは易し・・・。
読んでみて、これまで知っているようで知らなかった日本の伝統のことがわかり、ほんわかほのぼの~とした絵本でした。(2006/11/17)

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しばわんこ 大好き!

あのシリーズは可愛らしく優しく情緒を育てて日本人の文化を知るのに素晴らしい本です!
小学校の副読本として全国の子供に届けて欲しいです。
子供に英語学ばせるのも良いけど、それ以上に大切なものは文化の継承と優しさや情緒を育むことの方がより大切でしょう。
無意味なゲームに時間を潰す子供たちが勿体ないとは思いますけど。
川浦さんにはこれからもどんどん新刊を書いてほしいと思います。
失礼しました。
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