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うぐいす/安房直子

うぐいす
安房直子

My評価★★★★

カバー画・挿絵:南塚直子
小峰書店(1995年10月)
ISBN4-338-10507-0 【Amazon


森の中に小さくて古い病院がありました。病院には年とったお医者さんと、奥さんが看護婦をしていました。
奥さんが働き疲れで病人のようになってしまったので、お医者さんは見習い看護婦さんを募集しましたが、なかなか人が来ません。
ある春の月夜、小柄な若い娘が看護婦さんになりたいとやって来ました。娘は一生懸命働きました。娘が歌をうたうと、病院へ来る人たちも一緒にうたい、病院が明るくなりました。
ところがある日、娘は歌をうたわなくなったのです。どうしたのかと奥さんが心配していると、娘は柏の木の中で誰かが呼んでいると言います。その声を聞くと娘は、胸がふるえてせつなくなるというのです・・・。

********************

春の宵、若葉に包まれた病院に、湖の方から流れてくる野ばらの香りとともに現われた娘。子どものいない夫婦にとって、自分の娘ができたような感じです。
夫婦は娘が来てから楽しく毎日を過ごしますが、やがて娘の様子がおかしくなり、その理由が明らかに・・・。そして翌年の春には。

春の息吹と生命の歓びに満ちた、とても春らしい童話でした。春は繰り返しやってくる、生命(いのち)は連綿と続くのだと言っているかのよう。温もりがあって親しみやすい一方、しっかり芯の通った童話という感じがしました。
南塚直子さんの挿絵は水彩とクレヨンを用いているのか、明るい色彩でやわらかな印象。この物語に華を添えているように思います。(2003/4/6)

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